ほんざわのブログ

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【LINEクリエーターズスタジオ】アプリでスタンプ作ってみた!【やり方紹介】

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

アナログゲームを作っております、ほんざわと申します。

みなさん、年末の時節いかがお過ごしですか。ついに21世紀も残すところあと80年と言うところまでやって参りました。

 

さて、今回の記事はゲーム全く関係ないのですがコチラ。

アプリで自作LINEスタンプ作ってみました!

https://store.line.me/stickershop/product/10161430/ja

ラインストアで販売中!

 

「オリジナルスタンプにちょっとだけ興味ある!」とか「スタンプ作ってみたいんだけどいろいろ面倒くさそうで・・・」とか、今回の内容は特にそんな方々へ、私の初心者体験談を交えながらお話しできればなと思います。

 

【記事の流れ】

①スタンプ紹介・制作のきっかけ

②アプリについて(LINEクリエーターズスタジオの性能収益審査

③イラスト作業の効率化について(飽きずに作業するために)

④まとめ

 

①スタンプ紹介・制作のきっかけ

まずは何よりも先にどんなスタンプを作ったのかって話ですよね。私が今回作ったスタンプはコチラです。

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スタンプの名前は環境保護ネコ シャノンちゃん」。

こちらはその名の通り「自然環境を大事にしましょう」というテーマをネコちゃんで謳った作品です。

キッカケについては、私の勤め先の皆さんに使ってもらえればと思ってちょっとネタ的な意味合いが強いですね。

なので、職種が丸分かりな上に使用場面が限定的なスタンプも入っています。ま、完全に自己満用ですよ。(爆)

それでも一応念のため、誰か外部の人の目にも止まることを想定して、極力身内的なワードは避けて作るように意識して制作しました。

例えば、ウチの会社では車両点検を3ヶ月毎と6ヶ月毎の2種類行うのですが必ずしも同じ仕様の方々は少ないと思うので上のイラストの様に「定期点検」と一括りにしていたり、

ウチでは車両を修理工場に預けることを「入院」と呼んでいますが誰もピンとこないと思うので、もう少し直接的な表現に変えております。

 

②アプリについて(LINEクリエーターズスタジオの性能・収益・審査)

まずアプリの話から。※ここから先、知識のある方には完全に蛇足です・・・!

こちらのLINEスタンプを制作するにあたって、今回私が使用したツールは「LINEクリエーターズスタジオ」というスマホアプリです。

https://creator.line.me/ja/studio/ 

使ってみて思いましたけどコレがとにかくスゴイんですよ!私のようなど素人の初心者から見ても本当に分かりやすくていいです。少しこのアプリについてレビューさせて頂きましょう。

まずこのアプリの良いところはずばり、画像アップロードがめちゃくちゃ簡単だということ。もうね、コレなんですよ。このアプリが分かりやすくていいと言う理由の9割はコレ。

どう言うことかと言いますと・・・

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↑アプリを立ち上げて下の+ボタンをタップ。

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↑同じく+をタップ。

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↑事前に用意した写真やイラストをアルバムからそのまま持ってきて・・・

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↑画像が出てきたら拡大・縮小の具合を決めます。(この絵は実際審査通らないと思いますがw)

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↑指2本で大きさだけでなく回転まで自由に・・・!

 

はい、これでアップロードは終わりです!この作業の素晴らしいところは「画像のサイズを一切気にしなくていい」と言うところなんです。

PC版のアップロードサイトでは事細かに画像のサイズや形式なんかが定められていたと思いますが、スマホ版のこちらではそう言った面倒ごとは一切なし!使いたい画像がカメラロールにさえ入っていれば、サイズに関しては指先の拡大収縮で対応可能。それでOKなんです。どうですかこの単純さ!スゴイでしょ!!

正直な話、私がスタンプの作成に踏み切る最後の一押しとなった要因もこれです。「簡単そうだからやってみるか!」ってね。

機能面で言えば他にも画像のトリミングがアプリ内でできます。

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↑このように透過PDFでない画像の一部分だけを使いたいとき

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↑特別なアプリ等は使わずに指先で範囲選択ができちゃいます。

「でも指先じゃ精度悪そうだけど・・・」と思いましたか?さすがにそこまで精密な動きに向いていないことは事実ですが、ある程度の境界線であればアプリ側が自動でいらない箇所を認識してくれる機能が付いているんです。

何で判断しているのかは分かりませんが、おそらく色合いが近しいものだと境目の認識が難しいかも知れません。例えばお家の白い壁をバックに茶色や黒系のワンちゃんなんかを撮った画像なら意外と正確にトリミングできるみたいです。

どうしても精度やトリミング後のギザギザ感が気になるときは、先に適当なペイントアプリでトリミングしたい箇所を強い色の太枠で囲っておくと自動認識してくれ易くなるかもです・・・!

 

さて次にこのアプリのちょっと良くないところと言いますか、個人的に不満な点を言わせて頂きますと・・・

1、収益化できない

2、どのくらい売れたか・いつ売れたかを知ることができない。

3、リジェクトの内容を教えてもらえない

以上の3つが挙げられます。

【収益は入ってこない!】

さあ皆さん、これを見て「え?!お金にならないの?!」って思いましたよね。そうなんです。このLINEクリエーターズスタジオアプリで作成・販売したスタンプの売り上げは一切製作者には入って来ません。ココ、要注意ネ。

以前は収益を得ることができたようですが、仕様が変更され収益化にはWEB版のサイトからの申請が必須となってしまったようです。

http://creator-mag.line.me/ja/archives/1074822425.html

【売れ行きが分からない!】

コレめちゃくちゃ重要なことなんですけどね。売れ行きなどの経歴は一切把握することができません。(泣)

ですから、せっかく友達や家族のために苦労して作成しても自分にはその成果が見えてこないってわけですね。これじゃはっきり言って満足感も半減。収益はさておきこれくらいは通知をくれてもいいんじゃないかなーと思います(憤)

本当に作って売ったらあとは放ったらかしと言うことですね。

【どこが悪いのか教えてもらえない!】

最後にリジェクトについて。スタンプを規定の数まで登録したら、スタンプの名前等を決めて販売申請を出します。

この申請内容を公式に確認してもらって問題がなければ審査通過ということになるわけですが、このとき版権や性的・宗教的な理由からスタンプの申請が拒否されることがあります。

これを皆さんリジェクト(やり直し)と呼んでいるわけですが、リジェクトの際具体的に「どこがいけないのか」を教えてもらう事ができません。

これは恐らくWEB版でも同じことだとは思いますが、一度沼にハマってしまうとただ単に「はいダメ。やり直し。はいこれもダメ。これも。これも・・・」と、なにがダメなのか分からないまま延々といろんなところをいじくるハメになってしまいます。

一説によると「1ヶ月以上どのスタンプを直してもダメで、試しにスタンプの説明欄を直してみたら一発合格だった」なんて方もいるみたいです。こんなの恐ろしすぎません?(笑)

この辺の対応については全てガイドラインを一読するようにとの案内があるのみで、少し不親切なようにも思いますねー。収益0でみんなに商品作ってもらってるんだからそのくらい親切に対応しろよって思いますよねぇ?

ちなみに今回の私のスタンプは一発合格でした。(申請してからの期間は3日間でしたね。)

 

③イラスト作業の効率化について(飽きずに作業するために)

次にイラスト作業についてですが、ご存じのとおり絵は私が自分で描いております。デザインに関しては元からあったものなので、単純に40枚描くだけ。

しかしながらこの40と言う数、かーなーり多いです。最初のうちは「アレもコレも」とアイデアが出てきますが、後半は結構頭打ちで・・・正直最後の5枚くらいは実際に描くための時間よりも考えている時間の方が長かったと思います。

※ちなみに、スタンプの数は8の倍数個(8個・16個・24個・32個・40個)でしか販売できません。ですから「40個は面倒くさいから36個くらいでいいや。」と言うわけにはいかず、「40個じゃないなら32個になるよ!」と言われてしまうんです。

せっかくですからどんな環境でイラストを描いたのかも参考までにご紹介。

 

機材:iPad Pro 第二世代 12.9インチ

https://www.apple.com/jp/shop/product/FQDC2J/A/129

 

ペン:Apple Pencil

https://www.apple.com/jp/apple-pencil/select/

 

お絵かきアプリ:Clip  Studio Paint

https://www.clipstudio.net

 

文字入れ:Ibis Paint

https://ibispaint.com

 

基本的に絵の作業は全てクリスタで完結し、そのあとアイビスで文字入れですね。

 

【飽きずに効率よく作業を進めるコツ】

ご自身のイラストでスタンプを作ろうと考えている新人イラストレーター さんへちょっとしたアドバイスイラストの枚数を効率良く増やすにはちょっとしたコツがあるんです。

それは、わざわざ一枚ずつ描かないということ。つまりは「同じようなポーズを使い回す」ことや「顔や体の素材を個別に保存しておく」ことによって極力1枚に集中しないことが重要なんです。例としてこんな感じ。

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↑正面から見た顔の形のみのファイルを用意しておき、コレに肉付けする様にポーズを描いていく。

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↑斜め向きを描く際には正面のデータを変形させることでイメージが崩れることを極力避ける&労力を減らす。

 

「え、それって手を抜けってこと??」←そう言うことです。もっと言えば初心者の方ほどそうするべきです。

40枚描き切った経験から言わせて頂きますと、個人的に最初はこの40と言う数を“こだわってこなす”よりも“まずは作ってみる”と考えるべきかなと思っています。

例えばイラスト作業に慣れていない初心者が頑張って1日に1枚ずつ描いていったとして、全部出来上がるまでに40日。忙しい日や疲れちゃった日もあるでしょうから実際にはもっと長い。さらにその先に審査期間と、場合によってはリジェクトが待っているので全工程で2ヶ月くらいかかるかと思います。

コレは思っている以上に大変で、全て作り終わる前に飽きが来てしまう可能性が高いんです。

なので1日に3〜4枚ほどこなせるような難易度まで落とし込めればいいんじゃないかと思います。上記の例はその手段の1つ。

 

「満足いくまでこだわって40枚描きたい!」と思っている内は、実際にそうすることは難しいでしょう。

「絵の練習も兼ねて描いてるから別にいいの!」というのも正直微妙な意見です・・・。なぜなら2ヶ月近くその容量で続けてしまうと最初の頃の絵と最後の方の絵が少し違ってしまって、最初の方の絵を描き直したくなってくるからです。それはイコール、モチベーションの低下に繋がります。それと単純な話、そんなに練習しているともっといろんなものが描きたくなってきてスタンプ販売と言う本来の目的をどこかに置いていってしまうようになるからです。(←体験談)

きっと絵が上手くなってきた頃には、そんな感情がなくとも精度の高い絵を量産できるレベルになっているはずなので、とにかくゆる〜く気軽にやってみることを意識するといいでしょう。

 

④まとめ

そんなわけで今回はLINEスタンプ初心者が初心者に送る初心者のための体験談でした!

まとめると「LINEスタンプはアプリなら簡単に作れるけどお金は自分に入ってこない」ってところが今回のミソ。

 

この場で言うのもアレですけども、皆さま今年も大変お世話になりました!来年も、ひと月に一回の更新頻度を早める気は今のところないですが(爆)

また来年も是非とも当ブログ・Twitterボードゲーム関係で皆さんと仲良くさせていただければと思っております。

それではまた来年。良いお年を!

 

ボードゲームサークル CreaGem

ほんざわ

 

Twitter : @CreaGem_honzawa

HP : creagem.jp